2017年3月16日木曜日

確定申告の時期

こんにちは!
中小企業診断士の武篤志です。
3月は確定申告の時期ですね。
私もこの時期は仕事と確定申告手続きのダブルで大変忙しい思いをします。

ちなみに平成28年分の確定申告期限は次の通りとなっています。
  所得税及び復興特別所得税・贈与税  3月15日までに申告・納税
  個人事業者の消費税及び地方消費税  3月31日までに申告・納税

手続きは自分で会計ソフトに入力をされている方、税理士さんのような外部に依頼している方
様々だと思います。
消費税を申告する必要のある方はあと半月あります。ぜひ頑張ってくださいね!

ところで確定申告というのは1年間の振り返りをするいい機会だと思っています。
期初に計画を立てておけば、その通りに1年間過ごせたのか、そうではなかったのかを
チェックできます。

例えば・・・・
【例】
 期初の計画 (売上)       期末の結果
   A社  2000万円      A社  2500万円 
   B社  1000万円         B社      500万円
   C社  2000万円      C社  3000万円
    合計   5000万円      合計   6000万円

分かり易く解説するために売上だけ見ています。
期初計画に各社別の計画がありますがこれを達成するためには、
得意先ごとにどんな活動がいつ必要なのかという計画、つまり営業活動のプロセスがなければ従業員は動きづらいですね。
つまり目標を示したらその達成に向けて具体的な行動の計画も立てなければなりません。
これが計画なのですが

一方期末の結果はどうでしょう?
売上が計画よりも20%増加した・・・万々歳でしょうか?
そうとはいえませんよね?
まずB社はなぜ予定よりも売上が少なかったのでしょう?
またA社、C社はなぜ計画よりも売上が増えたのでしょう?

その理由をはっきりさせること、足りなかったこと、良かったことを洗い出し、次の年度に
活かしていくことが重要です。
これを仮説に対する検証と言います。

計画はあくまでも仮説・・その結果を数字の達成度だけでなく様々な角度で検証してこそ
次年度への課題も見えてきます。

「計画なんか毎年作っているよ!」そう言われる方は素晴らしいです。ぜひ続けてください!
「計画づくり」を意識していなかった方はこの機会にぜひ作ってみましょう!

そして日々の活動の中でその計画がどう推移しているのか。思ったことと異なることがあったか
それに対してどんな手を打ったか?その結果は?
こうした検証の時間を大事にしましょう。