2017年3月18日土曜日

起業する際にしてはいけない4つのこと

こんにちは! Bi@Sta窓口相談員の萩野です。
 發知先生が「起業を思い立ったらすべき4つのこと」として、1.お金を貯める、2.経験を積んでノウハウを蓄える、3.人脈を広げ、見込み客を集める、4.経営に関する知識を学ぶを挙げていらっしゃいますが、私は真逆に「起業する際にしてはいけない4つのこと」を挙げてみたいと思います。
 それは、發知先生が挙げた事項の裏返しになりますが、以下の4つになります。
1.自己資金も無いのに起業してはいけない
2.実績もノウハウもない商売を始めてはいけない
3.見込み客がいないうちに起業してはいけない
4.自分のビジネスモデルが想像もできないうちに起業してはいけない

 結局、「すべきこと」を別の角度から言っていることになるのでしょうが、私からも皆さんにお話ししたいと思います。
 まず、「自己資金も無いのに起業してはいけない」ですが、金融機関から起業資金を全額借りることはできないのは、常識だと思うのですが、資金が無いのに起業したいと相談に来られる人は意外となくなりません(私の経験では、女性でそういう人はいなかったですね、男性に多いです)。なぜ、そういうことになるのでしょうか? 実は、起業せざるを得ない状況に追い込まれたからの様です。仕事を失った、年齢的に再就職が難しい、仮に仕事があったとしても自分の望む働き方が出来ない、だから、この際起業できるならその方が良い…。以前、就職難の時代には、新卒でもなかなか就職先が決まらず、いっそのこと起業した方が良いと考えた若者も少なからずいました。
 なので、資金が無いなら起業してはいけないのですが、その理由は是非自分自身で突き詰めてみて下さい。本当に起業で実現したい仕事があるならば、まずは好きでもない仕事であってもキツイ仕事であっても、一生する仕事ではないと割り切って、数年間は稼ぎの良い仕事に就いて資金をきっちり貯めてください。そうでないなら、ご自身のビジョンに賛同してくれるスポンサーを見つけて出資してもらうしかありませんが、ふつうはそんなに美味しい話は転がってはいません。現実的になりましょう。
 自分の起業資金を貯める、それを乗り越えられれば、きっと起業に取り組む真剣さが違ってくることでしょう。頑張ってください。